舞台は1995年、ソウル。大企業に勤める高卒女性社員のジャヨン、ユナ、ボラムの3人は実務能力は完璧なのに、任せられる仕事はお茶くみや書類整理など雑用ばかり。そんな彼女たちに“TOEIC600点”を超えたら「代理」に昇進できるチャンスが到来する。ステップアップを夢見て英語の勉強に励む中、偶然ジャヨンが会社の工場から汚染水が流出しているのを目撃してしまう。その証拠を隠蔽しようとする会社を相手に、彼女たちは解雇の危険を顧みず、力を合わせて真相解明に向けて立ち上がる!
ときには弱気になりながらも真相追及を諦めない芯の強さを持つジャヨン役に『グエムル―漢江の怪物―』『スノーピアサー』のコ・アソン。ジャヨンの同期で推理小説マニアの姉御肌ユナには『ハッピーログイン』『愛のタリオ』のイ・ソム。数学オリンピックで優秀な成績を残す会計部の心優しき天才シム・ボラムには『スウィング・キッズ』『あなた、そこにいてくれますか』のパク・ヘスという、韓国映画界を支える次世代の実力派女優たちが集結。

今回併せて解禁となった日本版ポスタービジュアルでは、90年代のレトロな雰囲気を感じさせる中、三人三様の個性あふれる姿を中心に劇中登場する英単語“tiny tiny”=“ちっぽけな存在”の彼女たちが、どんな逆襲をしていくのか、期待が高まるビジュアルとなっている。
熾烈な学歴社会の韓国では、どんなに才能や適正があっても高卒社員は大卒社員の雑用ばかり…。そんな現実に翻弄されながらも、前向きに自分の居場所を探し続ける女性たち。「ショムニ」や「ハケンの品格」のような日本のドラマをも彷彿させる、共感度MAXなお仕事エンターテインメントが日本に上陸する。
『サムジンカンパニー1995』は7月9日(金)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて順次公開。