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ソウルから遠く離れた済州島で、夢見がちな詩人が真実の愛に目覚めていく本作。理想と現実に直面した詩人とその妻、孤独な青年の3人が切なすぎる三角関係を紡ぎ、もがきながも答えをたぐり寄せていく。
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2007年の短編デビューから10年を経て、本作が念願の長編デビューとなったキム・ヤンヒ監督。メッセージ動画に応じたヤンヒ監督は「長編デビュー前 芸術家として成長したかった頃に感じていた芸術と現実との乖離、人生における愛の意味について観客の皆さんに語りかけるように作った作品」と、当時の監督自身が感じていた心情を語る。
「人生において愛とはなにか?」「それはどれだけ大切なものか?」という監督自身の問いが「日常の中で埋もれてなかなか会えなかった詩に出会うように」「みなさんの心の中にあると幸せです」と、日本の観客にメッセージを寄せた。
そして解禁となった第2弾本編映像では、妻ガンスン(チョン・ヘジン)が妊活をはじめ、テッキが乏精子症と診断された後のふたりのやり取りが描かれる。
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テッキは気分が優れないのか、サッカーゲームに夢中で昼食のラーメンも作ったのは1人分だけ。呆れるガンスンには「仕事に戻れ」と言い放ち、何とも見事なダメ男っぷり。だが、ガンスンにドーナツを無理やり食べさせられると、そこからは甘くてフワフワの食感の虜に。不思議なことに、ドーナツを食べると言葉が湧き出てくる。
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また、シリアスな役からコミカルな役まで、安定した演技力と存在感が際立つチョン・ヘジンが演じるリアルな女性像も見どころだ。
『詩人の恋』は11月13日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。