なぜC-3POの目は赤く染まっているのか?
――お話をうかがえるのは光栄なんですが、現時点で映画本編は拝見しておりません。『スター・ウォーズ』新3部作のインタビューはいつもそうですが…。
そうだよね。その点はいつも申し訳ないなと思ってはいるよ(笑)。

――なので、すでに公開されている予告編映像をヒントに、可能な限りお話を聞かせてください。ファンが最も衝撃を受けたのは、赤い目をしたC-3POの姿でした。赤といえば『スター・ウォーズ』の世界では、いわゆる“闇落ち”を象徴する色。それに最新の予告編では「最後にもう一度だけ、友人たちに」という明らかに別れを示唆するセリフもあります。
いま言えるのは、今回C-3POが大活躍するのは間違いないということ。過去には不遇を味わったこともあるけど、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』以上に彼が活躍する作品はないんじゃないかな。

――C-3POはシリーズ全9作品に登場する数少ないキャラクターであり、そのすべてをアンソニー・ダニエルズさんが演じています。つまり、伝説の目撃者であり、歴史の生き証人といえる存在ですね。
1977年に公開された『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』で最初に登場するのもC-3POだからね。僕らにとっては、彼こそが『スター・ウォーズ』の世界への入り口なんだ。アンソニー自身が劇中で素顔を見せたことはないけれど、その声とパフォーマンスで映画のトーンを決定づけてくれたんだ。今回もすばらしい演技を披露してくれたよ。