本作は、楽器を触ったこともなかった不良たちが思いつきでバンドを組むところから始まるロック奇譚。実写映画からアニメーションに転身した異才・岩井澤健治が監督をつとめた。
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岩井澤監督個人による製作期間は7年超、作画枚数は実に40,000枚超、71分を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーンをダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行。分業制、CG制作が主流のアニメーション制作において、何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクト。9月に開催される世界四大アニメーション映画祭のひとつ、カナダのオタワ国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門にノミネートされるなど、世界からも注目を集める異色作となっている。
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71分全てアナログ!異色アニメを彩る個性派声優陣
今回明らかになった声優陣は、楽器未経験ながら思いつきでバンド「古武術」を組む不良高校生・研二役にミュージシャンの坂本慎太郎、研二の同級生・亜矢役に『町田くんの世界』『CINEMA FIGHTERS』に出演する駒井蓮、「古武術」のメンバー・太田と朝倉役に名バイプレイヤーの前野朋哉と芹澤興人、「古武術」をフェスに誘う「古美術」のメンバー・森田役に「大人計画」の平岩紙、そして研二を敵視する丸竹工業の不良・大場役に竹中直人。このほか、山本圭祐、れっぴーず、姫乃たま、天久聖一も参加している。
研二役:坂本慎太郎
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(原作の)大橋さんから「研二の声をやってほしい」と言われた時は本当に驚きました。アフレコは楽しかったです。もともと好きな漫画ですし、7年も一人で描き続けているという監督の執念にも痺れていたので、このような形で参加できて光栄です。
亜矢役:駒井蓮
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それぞれのキャラクターがとても魅力的で、すぐに『音楽』の虜になりました。そこに声を吹き込んでいくのは凄く緊張しましたが、坂本さんをはじめとする皆さんと、楽しみながらアフレコをさせて頂きました。シンプルだけど、熱い、音楽。私自身、公開が楽しみです!
太田役:前野朋哉
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『音楽』に自分が参加できると決まった時、感激で震えました。アフレコでは出来上がっている映像を観て震えました。そして坂本慎太郎さんの声を聞いて震えました。ずっと震えてました。まだ完成は観れていませんがきっと震える事になるでしょう!
朝倉役:芹澤興人
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大橋さんの『音楽』に声と音楽が入るだけでも凄いのに、そこに岩井澤監督の執念のアニメーションが絡まってるんです。浴びたことのない多幸感溢れる作品になっているはずです。僕も早く観たい。
森田役:平岩紙
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まずは、この映画に参加できたことを、とても嬉しく思っています。アフレコの際、皆さんそれぞれの声とキャラクターとのハマり方に感動しました。今回、私は1日のアフレコでしたが、あれから数ヶ月たった今も、もう一度森田くんを演じたいと思っているほど大切な作品となりました。監督をはじめ、スタッフの皆さんの長年の熱意と労力が見事に謳歌して作り上げられた『音楽』の世界を1人でも多くの方にご堪能いただきたいです!
大場役:竹中直人
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大ファンだった大橋裕之さんの作品にまさか自分が参加するなどと思う訳がない。ところが! ぼくは参加してしまったのだ! まさかの出来事に僕のこころと脳は破裂するに違いないっ! …と心底思った…! しかし! ぼくはまだ確実に生きている! きっと大橋さんとの出会いはこれだけでは終わらないのだ! いや終わらせてたまるか!
「大橋さん!みこしぶっこわそー!うおー!うわぁー!ずうおー!!!」
『音楽』は2020年1月より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。