デンマーク出身、今年6月より群馬県桐生市に在住する翻訳家のメッテ・ホルム。1995年に「ノルウェイの森」と出会って以来、「海辺のカフカ」「1Q84」「騎士団長殺し」など、20年以上にわたり村上春樹の作品をデンマーク語に翻訳してきた。村上春樹の作品はこれまで世界50言語以上に翻訳されてきたが、そのほとんどが英語からの翻訳、メッテのように“日本語から直接翻訳”することは珍しかった。
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本作は2016 年、村上春樹がアンデルセン文学賞を受賞し、デンマークを訪れて王立図書館でメッテと対談する瞬間と、同時期にメッテが村上春樹のデビュー小説「風の歌を聴け」の翻訳に挑む貴重な姿を捉えていく――。
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本作では映画のカメラとは別に、村上春樹の短編小説「かえるくん、東京を救う」(短編集「神の子どもたちはみな踊る」に集録)の“かえるくん”の視点で追うメッテ・ホルムの姿も捉えており、この度解禁となった予告編にも“かえるくん”が登場する。
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監督のニテーシュ・アンジャーンは、村上春樹の「1Q84」の世界観を例えに、人が誰かを愛し、誰かに愛された瞬間に世界が変わって見えるという。映画では、メッテが村上春樹の翻訳に没頭すると“かえるくん”が現れ、村上春樹との対談が近づいた瞬間に2つの満月が現れることに。
本作品で使用されているビジュアル・エフェクトは、デンマークの鬼才ラース・フォン・トリアー『ハウス・ジャック・ビルト』や、ニコラス・ウィンディング・レフン『ネオン・デーモン』のビジュアル・エフェクトを制作した北欧最新のVFXチーム「TGBVFX」が手掛けている。
また、本作の公開を記念し、公開劇場である新宿武蔵野館で、村上春樹原作の初めての映画化となった『風の歌を聴け』35mm版(大森一樹監督作品)の一夜限りの特別上映会の開催が決定。当日はメッテ・ホルム本人とスペシャルゲストを招いた上映後イベントも実施される。
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『ドリーミング村上春樹』は10月19日(土)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。
『ドリーミング村上春樹』公開記念イベント
映画『風の歌を聴け』(1981年製作/大森一樹監督作品/村上春樹原作)35mm版 特別上映会
開催日:9月30日(月) 劇場:新宿武蔵野館 ゲスト:メッテ・ホルム(翻訳家)&スペシャルゲスト
※上映時間、チケット発売日、その他詳細は追って劇場HPと映画公式HPで発表。
『風の歌を聴け』(日本映画/100 分)
キャスト:小林薫、真行寺君枝、巻上公一、坂田明、室井滋ほか
夏休みに、生まれ故郷の海辺の街に帰省した主人公の大学生と、馴染みのバーでの旧友との再会や、女の子との出会いを描く。1979年度「群像」新人文学賞を受賞した村上春樹の同名の小説の映画化で脚本・監督は『ヒポクラテスたち』の大森一樹、撮影は渡辺健治が担当。
映画『風の歌を聴け』(1981年製作/大森一樹監督作品/村上春樹原作)35mm版 特別上映会
開催日:9月30日(月) 劇場:新宿武蔵野館 ゲスト:メッテ・ホルム(翻訳家)&スペシャルゲスト
※上映時間、チケット発売日、その他詳細は追って劇場HPと映画公式HPで発表。
『風の歌を聴け』(日本映画/100 分)
キャスト:小林薫、真行寺君枝、巻上公一、坂田明、室井滋ほか
夏休みに、生まれ故郷の海辺の街に帰省した主人公の大学生と、馴染みのバーでの旧友との再会や、女の子との出会いを描く。1979年度「群像」新人文学賞を受賞した村上春樹の同名の小説の映画化で脚本・監督は『ヒポクラテスたち』の大森一樹、撮影は渡辺健治が担当。