本作は、「Mr.Children」や米津玄師などのMV演出を手掛ける林響太朗監督・脚本による映画。自分らしさに悩む3人の女性が、人生が織りなす不思議なめぐり合わせから出会い、1人の男性を中心に目まぐるしく変わる人生に懸命に向き合っていく姿を描く。
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主演の3人が演じるのは、仕事も、好きな服も、恋愛スタイルも全く違うキャラクター。
「花のち晴れ~花男 Next Season~」「パパ活」などで注目を集めた飯豊さん演じるLISA(リサ)は、薄い顔にコンプレックスを持つ化粧品メーカーに勤務の女性。
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モデルだけでなく「A-Studio」のサブMCなども務めたemmaさんは、過去のトラウマで甘いものが苦手なパティシエ・ANNA(アンナ)を。
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「きのこ帝国」のボーカル&ギターの佐藤さんは、本当の自分を表現できずに苦しむミュージシャン・CARA(カラ)を演じる。
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ある日、突然“彼氏の浮気相手“として偶然出会った3人。映画監督の彼氏に自分との恋愛が勝手に映画にされたことをきっかけに、復讐を誓うのだ。
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主演のひとり、飯豊さんは「見て下さる皆さんの背中を押す作品になっていると思います。女の子って楽しいなと思ってもらえたら嬉しいです」と本作について語る。
また、emmaさんは「私自身も過去に悔しい思いをしてきたこともあるのですが、この映画とともにその思いを解消できたので、すごく前向きになれる作品だと思います」とコメント。
佐藤さんも「ファッションが可愛いところや、やり取りの中でキュートなところもたくさん散りばめられてる映画になっていると思います。ぜひ感情移入しながら見て頂けたら嬉しいです」と呼びかけている。
本日より公開された予告編では、そんなおしゃれさが垣間見え、佐藤さんが歌唱する場面も収められている。
併せて公開中のメイキング映像では、和気あいあいとした現場の様子が伺える。また、険悪なムードを求められるシーンでは、仲の良さが滲み出すぎて何度かNGになる場面もあったとか。
インタビューでは、飯豊さんは自身の役柄に共感した部分について「リサが顔が薄くてケバイ化粧をしている設定を知った時、私も相当顔が薄いので、すぐに自分が選ばれたことに納得しました。(笑)」と言い、もし、LISAと同じような経験をしたなら? という質問には「私はスーッとフェードアウトするタイプですね。2人はやり返すタイプだと思いますが、私は相手にもエネルギーを使わせたくないので身を引くと思います。(笑)」と回答する一幕も。
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一方、emmaさんは「元彼に言われた一言で傷ついた経験は私自身にもあったので、ANNA(アンナ)に共感できる部分も多く、役に入り込めたかなと思います」と印象に残っている恋愛エピソードを告白。本作の注目ポイント“ファッション”に関しては「普段は割とボーイッシュでラフなファッションをすることが多いのですが、今回は可愛い衣装ばかりで新鮮でした! チェックのトレンチコートが周りから評判が良かったのですが、私もそのスタイリングが一番のオススメです(笑)」とコメント。
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そして、演技に不安を抱いていたという佐藤さんは、「CARA(カラ)の設定や人間性を聞いてかなり共感できる役だったので、CARA(カラ)なら頑張れそう」と語り、自身で作詞作曲したという劇中歌については「林監督と話し合いながら、CARA(カラ)の想いを想像して好きだからこそ憎しみに変わるという感情を歌詞で表現しました。女の子っぽい情念を入れることを意識して、曲で表現出来たかなと思います」と思いを明かしている。
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『CAST:』は7月31日(水)オンラインで公開予定。