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本作は、ワールドプレミア上映されたサンダンス映画祭では、日本映画初となる審査員特別賞オリジナリティ賞を受賞。
ベルリン国際映画祭ではジェネレーション14プラス部門のオープニング作品として選出され、準グランプリにあたるスペシャル・メンション賞を日本映画で初めて受賞する快挙を果たすと、先日の第21回ブエノスアイレス国際インディペンデント映画祭(インターナショナルコンペティション部門)では主演の二宮慶多が日本人俳優初&最年少で最優秀男優賞を受賞。北米・サンダンス、ヨーロッパ・ベルリン、南米・アルゼンチンと三大陸を制覇し、快進撃が続いている。
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そんな中、母の日を記念して到着したのは、感情をなくした少年少女リトルゾンビーズの母親たちの劇中写真。主人公ヒカリ(二宮慶多)の母親を演じたのはダンサー・振付家として活躍する康本雅子。新聞記者として忙しく働き、佐々木蔵之介演じる夫とすれ違う生活を送る母親を演じている。

解禁された写真では家の中で立ち尽くす家族3人の姿が。だが、とても普通の“家族写真”には見えず、どこか異様さを感じさせる写真となっている。
イシ(水野哲志)の母親を演じるのは、ジャンル問わず数多くの作品に出演する池谷のぶえ。池谷さんは、赤堀雅秋演じる夫と中華料理店を営む明るい母親を演じており、解禁された写真からも仲の良さそうな家族像がうかがえる。
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タケムラ(奥村門土)の母親を演じるのは、西田尚美。解禁された写真では、思いつめた表情をしており、顔には傷跡がついているように見える。

イクコ(中島セナ)の母親役には国際的に活躍の場を広げている菊地凛子。顔の半分だけ化粧をしたイクコと並ぶ菊地さん演じる母親の表情から、この2人の間に“単なる親子”ではない空気感が流れていることが分かる。
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彼ら“リトルゾンビーズ”はこの母親たちを亡くしてしまうが、「悲しいはずなのに泣けなかった」と歌う。そんなリトルゾンビーズはどんな母親たちに育てられ、そしてどんな事情があり、彼女らは亡くなってしまったのか? 個性豊かな豪華女優陣が演じる母親像とともに、劇場で確かめてみて。
『ウィーアーリトルゾンビーズ』は6月14日(金)より全国にて公開。