レディー・ガガのコメントは「絶対ゲットします!」
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「現地には映画ファン、そして各国から来ているメディアがたくさんいて、一言で表せばカオス(笑)。お目当てのスターに取材をしたくても、担当のパブリシストさんに『あなたは、後で』って怒られてしまったり…。でも、そこで引き下がらず、こちらもアグレッシブに攻めていこうと思います。まずは、私自身がリラックスして、相手に対してオープンに接することができればいいですね」 今年、いちばん取材したいのは『アリー/スター誕生』で主演女優賞候補にあがるレディー・ガガ。「絶対ゲットします!」と気合いが入る。
日本映画『万引き家族』『未来のミライ』の受賞に期待!
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今年のアカデミー賞では、日本から是枝裕和監督の『万引き家族』が外国語映画部門、細田守監督の『未来のミライ』がアニメ長編映画部門にそれぞれノミネートされ、大きな話題に。すみれさんも「ファッションもそうですけど、いま、日本の文化が本当に海外で人気ですし、いままで以上に、日本映画に注目が集まるとうれしいです。日本映画ではありませんが、(候補にあがる)『犬ヶ島』も日本が舞台のアニメですもんね。すごいことだと思います」と日本勢の飛躍に期待を寄せる。
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すみれさんが最も注目しているのは、主演男優賞。今年は本命不在、例年以上のデッドヒートが繰り広げられており、特に目が離せない部門だ。20キロ増量し実在の米副大統領を演じたクリスチャン・ベイルについては「予告編で彼の姿を見たんですが、まったく誰だか分からなかった!」と目を白黒。ガガ主演の『アリー/スター誕生』がお気に入りだといい、当然、監督も務めたブラッドリー・クーパーは外せない。「ヴィゴ・モーテンセンは『ロード・オブ・ザ・リング』の頃から大ファン。今回、候補になった『グリーンブック』も難しい役どころを、彼なりにカッコ良く演じているし、日本でも大ヒットした『ボヘミアン・ラプソディ』のラミ・マレックさんもすばらしかった…」 その悩める気持ち、よーく分かります!
女優として「一歩一歩頑張っていきたい」
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「アメリカの大学で演技を学んでいましたし、小さい頃から歌やピアノ、それに歴史の勉強なども重ねてきました。ただ、俳優を目指す人たちは良くも悪くも“オラオラ”って感じでアグレッシブに頑張る人ばかり。ライバルが多すぎますからね(笑)。私自身は日本人ということで、差別を受けることもありました。もちろん、ショックでしたが、それくらい厳しい世界なんだなと。だからこそ、私も女優として経験を積み重ねて、一歩一歩頑張っていきたいです。いつかはレッドカーペットで、取材“される”側になりたいと思っています」。
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第91回アカデミー賞授賞式は2月25日(日本時間)、アメリカ・ロサンゼルスのドルビー・シアターにて開催。この模様は、同日8時30分~WOWOWプライムにて生中継(2か国語版・同時通訳)、21時~字幕版がWOWOWプライムにて放送される。