■メリー・ポピンズを演じるのは「大きな挑戦」
エミリーといえば、大ヒット映画『プラダを着た悪魔』で演じた先輩アシスタント役で人気を博し、トム・クルーズと共演した『オール・ユー・ニード・イズ・キル』、夫との共同作業で生み出した新感覚ホラー『クワイエット・プレイス』など次々と話題作に出演する人気スター。日本にも多くのファンがいるだけに、念願の初来日がかなったエミリー本人も「愛あふれる歓迎を受けて、1分1分を楽しんでいる。日本食も大好きだし」と喜びをかみしめていた。
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そんな彼女が本作で演じるのは、パーフェクトでエレガントな魔法使いのメリー・ポピンズだ。1964年に製作され、ジュリー・アンドリュースがアカデミー賞主演女優賞に輝いた『メリー・ポピンズ』がいまも強い印象を残すなか、「いかに自分なりのメリー・ポピンズ像を作り上げるかが課題。とても勇気が必要だったけど、9週間にわたるダンスの特訓も含めて、大きな挑戦だったわ」とふり返った。
■メリー・ポピンズそのままの、お茶目な素顔を披露
メリー・ポピンズの魅力は「魔法が使えるけれど、人間的な深みもある。他人が必要にしているものを見極め、与えながら、自己発見の旅に誘ってくれる存在だと思うわ。そして、いつかは去ってしまう…。そんなミステリアスな部分ももっているの」と熱弁するエミリー。
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「自身との共通点は?」と問われて、「空を飛べることよ! 日本酒の力が必要だけど」とお茶目に答える素顔は、まさにメリー・ポピンズそのまま。「いままで演じた役柄のなかでも、『自分に似ていたら、うれしいのに』って一番思えるキャラクター」だと言い、「チラッと見える人間性を大切にした」と役作りを語った。
■『メリー・ポピンズ』の“その後”を描くミュージカル・ファンタジー!
かのウォルト・ディズニーが映画人生で最も力を注いだとされ、第37回アカデミー賞で13部門ノミネート&5部門受賞を果たした伝説的なミュージカル映画『メリー・ポピンズ』の“その後”を描く本作。母親を亡くし、悲しみに沈むロンドンのバンクス家に、魔法使いのメリー・ポピンズが舞い降りる。「喜びと希望にあふれた作品で、見れば子どもの気持ちを取り戻せるはず」(エミリー)。
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ジャパンプレミアには日本版でメリー・ポピンズを演じる平原綾香、マイケル・バンクス役の谷原章介が出席し、「とても気さくな方で、ますます大好きになりました」(平原さん)、「エミリーさんが演じるメリー・ポピンズには、凛とした美しさとどこかさみしさを感じさせる」(谷原さん)と話していた。
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『メリー・ポピンズ リターンズ』は2月1日(金)より全国にて公開。