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2015年「第22回日本ホラー大賞」を獲得した、澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」を、2011年度の米国アカデミー賞外国語映画賞部門に日本映画代表作として選出され、国内でも数々の映画賞を受賞した『告白』の鬼才・中島哲也が映像化する本作。

この度公開された予告映像は、「その化け物を何とかしたいってことでいいんですよね?」「まだ化け物かどうかも…」という岡田さん演じる野崎と妻夫木聡演じる田原による、怪しげな会話からスタート。
そして「決して××の名を口にしてはならない」というおどろおどろしいコピーとともに、松たか子扮する霊媒師が「あなたに近づこうとしているモノは、凶悪です」と語りかけてくる。そして田原とその妻(黒木華)の幸せな家庭の描写と同時に差し込まれる、血みどろの場面の数々…。
さらに松さんの「それは極めて強い意志で、あなたを狙っています」という言葉と、「あれ」の存在に怯え続けている妻夫木さんの姿から、得体のしれない「あれ」がいかに凶悪な存在かを知らしめている。さらに何やら怪しい儀式が執り行われている場面や、黒木さんが個室トイレに逃げ込み、迫りくる「あれ」の恐怖に悲痛な表情を見せるシーンも。
ラストは中島監督ならではの、スタイリッシュな映像で幸福と恐怖を交互に畳みかけたのち、岡田さんが血しぶきを浴びた顔で「あれ」を見つめている場面で幕が下りる。と、おもいきや…? 映像には小さな子どもの存在が物語のキーになっているように見え、「あれ」との関係が気になる部分も。
果たして夫婦の間に何が起きたのか、岡田さんが見つめた「あれ」とは一体何なのか? まだまだ謎の多い本作の続報に期待したい。
『来る』は12月7日(金)より全国東宝系にて公開。