■木村さんと二宮さん、ステージ上で「良き先輩後輩関係」
「犯人に告ぐ」などで知られる雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化した本作で、ついに実現した木村さんと二宮さんの初共演! 劇中ではある殺人事件をめぐって、対立を深める検事同士という役どころだが、ステージ上の2人はまさに「良き先輩後輩関係」を披露した。

木村さんは「昨年夏、汗だくになって撮影した作品です。こうして(作品が)皆さんのものになる瞬間に立ち会えることがうれしい」と感無量の面持ち。この週末は、豪雨の被害を受けた広島県呉市、岡山県倉敷市で炊き出しを行っており「昨日、一昨日と食料を手渡していましたが、今日は作品を手渡せてうれしい」と笑顔を見せた。
一方、二宮さんは「先輩と並んで同じステージに立てることが貴重なことで…」と若干緊張した様子。それでも「皆さんも(この2ショットを)撮りたいですね! 僕がいちばん撮りたいですよ」とお茶目な後輩キャラも垣間見せた。
■「頼りがいある後輩」「常にトップを走り続ける存在」 互いの愛がだだ漏れ!
初共演の感想を問われた木村さんは「皆さんの前だからとか、カメラがあるとか関係なく、胸を張って言えるのは…」と前置きし、「一緒に作品づくりをする上で、これほど信頼できる共演者はめずらしい。頼りがいがある後輩です」と二宮さんを大絶賛! これには二宮さんも「いい人生ですよ、まじめな話…」としみじみ。
その二宮さんは「木村さんといえば、立ち位置やスタイルを変えず、常にトップを走り続けている存在。ご一緒するチャンスに恵まれただけじゃなく、お言葉までいただいて…、感謝っす」と感激しきり。「一緒にスクリーンに映れることに感謝しながら、撮影に臨んでいた」と敬意をこめて、ふり返っていた。
■木村さんと二宮さんがバッチバチ! 『検察側の罪人』あらすじ
東京地検刑事部のエリート検事・最上(木村さん)と、駆け出しの検事・沖野(二宮さん)は、都内で発生した犯人不明の殺人事件を担当することに。やがて、過去に時効を迎えた未解決殺人事件の容疑者だった松倉という男が浮上すると、最上は松倉を執拗に追い詰めていく。その姿に、最上に対する沖野の“信頼”は“疑念”に変わっていく。
完成披露試写会には木村さんと二宮さんに加えて、共演する吉高由里子、大倉孝二、八嶋智人、音尾琢真、芦名星、原田眞人監督が出席した。
『検察側の罪人』は8月24日(金)より全国にて公開。