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名匠ジェイソン・ライトマン監督が、『ヤング≒アダルト』で主演に迎えたシャーリーズと再びタッグを組んだ本作は、仕事に家事に育児にと、何ごとも完璧にこなしてきた“人に頼れない”3人の子どもの母親マーロ(シャーリーズ・セロン)と、タメ口のイマドキ女子なのに仕事は完璧な彼女の元に現れた夜だけのベビーシッター、タリー(マッケンジー・デイヴィス)の不思議な絆を描く物語。
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今回到着した場面写真は、そんな2人の“運命の出会い”の瞬間を写しだしたもの。タリーのヘソ出しショートタンク姿を見て戸惑うマーロの姿をはじめ、手際よく子守道具を確認するタリーや、タリーがマーロに「私を頼って。あなたも同じよ」と子守だけでなく、マーロにも自分に頼って欲しいと優しい言葉をかける姿。そして、「2階で休んで、おやすみ」とタリーがマーロに語りかけるシーンが収められている。
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シャーリーズは『モンスター』では約13kg増量したが、今度は18kg増やしてマーロ役に挑戦していることでも話題の本作。映画のアイディアが生まれたのは、プロデューサーで脚本家のディアブロ・コディが、3人目の子どもを出産してすぐあとのことだったそう。すでに2人の幼い子どもに時間とエネルギーを費やしていた彼女は、自分に赤ちゃんのために必要な体力がないことをはっきりと自覚していたため、夜間ベビーシッターを雇ったのだ。そんなベビーシッターを彼女は「救世主のように思えたわ」と語っており、その経験から生まれた本作は、彼女が脚本家として守っている「いままで一度も見たことがない女性の役を書く」という基準に合致した。
『JUNO/ジュノ』では10代の妊娠を、『ヤング≒アダルト』では大人になりきれないダメヒロインと、現実には多くいるのに、誰も描いてこなかった女性像を描いてきた彼女が、本作では自身の経験からいままで描かれることがなかった、育児に疲れたママのリアルな現実を描いたことにより、“誰もが共感できる内容”となっている。
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『タリーと私の秘密の時間』は8月17日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。