■あらすじ
井沢範人(沢村さん)は、飄々としてつかみどころのない印象を周りに与える人物ながら、実は元公安のエリート刑事。ある事件を起こしたことをきっかけに、公安から総務部・資料課に室長として転属。その資料課には、警察内で厄介払いされたトラブルメーカーたちが集められており、実は秘密裏に進められている、ある重要なプロジェクトの任務を託される。
そのプロジェクトとは、日本国民のあらゆる個人情報、日本全国の監視カメラの映像、メールや電話の通信データなどが集約されたビッグデータを解析し、過去15年分のさまざまな犯罪データと照らし合わせ、AIが統計学的に、これから起こる重大犯罪、主に“殺人”を犯す可能性の高い危険人物として割り出す“未然犯罪捜査システム=ミハンシステム”の実用化プロジェクト。資料課に課せられたミッションは“未然犯罪捜査チーム=ミハン”として、“ミハンシステム”の割り出した、未来の危険人物が起こすかもしれない重大犯罪(主に殺人)を阻止することだった! データが示すのは危険人物の名前だけで、何が起こるかは分からず、いつ、どこで、誰が、なぜ、殺されようとしているのか? それらのことを潜入捜査しながら突き止めていくが…。
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■前作から7年、横山さんが新シリーズも続投!桜木との関係は?
横山さんが演じるのは、前シリーズの最終話で、上戸彩さんが演じる桜木泉の年上の後輩として“特殊犯罪捜査対策室”に赴任してきた山内徹。それ以来、上戸さん演じる桜木泉のバディだったが、桜木が謎の失踪を遂げたことから、特殊捜査班は解散となり捜査一課に異動。あきらめきれずに桜木の行方を独自に探し続けるが、捜査をしようとしない警察組織への不信感から捜査一課の上司を殴ってしまい、資料課に異動させられ“ミハン”チームの一員に。しかし、“ミハン”チームの捜査の違法性や“ミハンシステム”の不確かさに不信感を抱き、井沢とも度々対立する…という役どころ。前シリーズの後、山内がどう成長したのか、バディを組んだ桜木との関係性など、前作からのファンも楽しませる内容となっている。なお、放送枠が火曜9時から月曜9時に移動したため、横山さんは月9初出演となる。
横山さんは今回の出演に関して「前シリーズの最後に僕が出演させていただいて、もし新シリーズがあったら出演させていただけるのかな?と、思ってはいました。でも7年たって、出演依頼を受けて、“あ、今、やるんや”と、びっくりしました」と驚きと喜びをあらわにした。また視聴者に向けて「7年前(前シリーズ)に、出演させてもらって、今度は僕が道しるべになるところがあるので、そこは丁寧に演じていかないといけないなと思っています。アクションもあり、第1話から伏線をばらまいて、どう回収するのか、視聴者の方々を、いい意味で裏切ると思うので、ぜひとも見ていただきたいと思います」と意気込みを語った。
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■脇を固める個性派なキャストたちも見逃せない!
そのほかに、ドSで男勝りな女刑事を演じるのは本田翼。本田さんのアクションも今作の見どころのひとつのなっているようだ。また、ミハンシステムを推進するワケありな男・東堂定春を伊藤淳史が、こだわりが強すぎて口うるさい小じゅうとのような男・南彦太郎を柄本時生が、“ミハンの”なんでも屋・田村薫を平田満が演じるなど、個性豊かなキャストが勢ぞろいした。まさに理想的な“ミハン”チームがここに誕生し、既に出演が決まっている沢村一樹、上戸彩とともに、どんな化学反応を起こしてくれるのか注目したい。
「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」は7月より毎週月曜日21時~フジテレビ系にて放送。