クエンティン・タランティーノ監督は、映画やドラマを見る方法として主流となりつつあるストリーミング配信サービスよりも、“実店舗型”のレンタルビデオ店が好きなのだそうだ。『レザボア・ドッグス』で監督としての名を上げる前に、マンハッタン・ビーチのレンタルビデオ店で働いていたというタランティーノ監督。最近人々の生活にすっかり定着してきたストリーミング配信サービスに「ショック」と嘆いているという。「説明を見て、リストを見て、何かの映画の再生ボタンを押すかダウンロードするかして…。もしかするとその映画を見る時間は作れないかもしれないし、実際に見たって10分や20分そこらで何かほかのことをし始めちゃう。で、『うーん、たいしておもしろくないや』なんて思うことがありがちじゃない?」視聴者はその手軽さ、気軽さゆえに没頭して見ることができていないのではというのがタランティーノ監督の懸念だ。一方、レンタル店では「違った体験ができる」とタランティーノ監督は力説する。「店へ行き、店内を見回し、気になるパッケージを手に取り、裏に記載されているあらすじを読む。すべては自分の意思によるものなんだよ。カウンターでは店員が何かオススメを教えてくれるかもね」。タランティーノ監督はレンタル店では、聞いたこともなかった作品との思いがけない出会いもあると主張した。
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