繰り返されるリアルなセックスと暴力、日常を生きることの違和感といった、若者たちの心の揺らぎを描き、熱狂的な支持を集めた漫画家・岡崎京子。その代表作であり、最高傑作との呼び声が高い「リバーズ・エッジ」が発表から20年の時を経て、満を辞して映画化される。
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このほど解禁となった特報は、 とある都会の夜の河原を舞台に、若草ハルナ(二階堂ふみ)がこずえ(SUMIRE)を抱きしめながら号泣する様や、観音崎(上杉柊平)が山田一郎(吉沢亮)を殴るシーン、田島カンナが「山田君!」と呼びかけるシーンなど、原作の中でも印象的なシーンが、行定監督ならではの映像美と、不穏な空気をたたえて表現されている。そんな映像のラストを締めくくるのは「ボクの秘密の宝物 教えてあげる」という山田のセリフという、原作ファンには堪らない構成になっている。
また同時に解禁された場面写真では、二階堂さん、吉沢さん、森川さん、上杉さん、SUMIREさんが学校の黒板の前に整列。ハルナを演じる二階堂さん以外は、それぞれが別の方向を見つめ、本作のテーマとなる“青春の孤独”を深く感じさせるカットとなっている。
どうしようもない欲望と孤独を持て余し、生きることにもがく高校生たちの姿を鮮烈に浮かびあがらせる本作。日本映画の新時代を担っていく華やかな若手キャストたちが魂をぶつけ合う様を、まずはこちらの映像から堪能して。
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『リバーズ・エッジ』は2018年2月、全国にて公開。