16歳のジュスティーヌは厳格なベジタリアンの獣医一家に育ち、両親や姉と同じ獣医学校に入学。初めて親もとを離れ、見知らぬ土地の大学寮で学生生活を送ることになり、新しい環境で不安に駆られる日々を過ごしていた。新入生の通過儀礼として生肉を食べることを強要された彼女は、学校に馴染みたいあまり、家族のルールを破り、人生で初めて肉を口にする。だが、その行為によってジュスティーヌの本性があらわになり、彼女は次第に変貌を遂げていく――。
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監督を務めたのは、パリ出身の新人女性監督ジュリア・デュクルノー。フランソワ・オゾンが通った名門映画学校「ラ・フェミス」の出身で、短編映画『Junior』(’11)でカンヌ国際映画祭のペティットレイル・ドールを受賞。長編監督デビューとなる本作は、第69回カンヌ国際映画祭批評家週間にてワールドプレミア上映されるや、スタンディングオベーションを巻き起こし、批評家連盟賞を受賞。
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その後も、トロント国際映画祭を筆頭に、さまざまな映画祭で数々の賞を獲得。デュクルノー監督は一躍、注目監督の仲間入りを果たした。主演を務めるのは、同監督の『Junior』で女優デビューし、本作で演技力の高さを称賛されている若手女優ギャランス・マリリエ。
日本でも今年のフランス映画祭で初お披露目され、チケットは即完売に。少女はいったい何に目覚めたのか…。待望の衝撃作が、ついに上陸する。
『RAW~少女のめざめ~』は2018年2月、TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。