司会を務めたのは、『マイ・インターン』『ピッチ・パーフェクト』シリーズのアダム・ディヴァイン。昨年、『ピッチ・パーフェクト2』で共演したレベル・ウィルソンと「最優秀キスシーン賞」を受賞した彼は、イベントの顔として会場を盛り上げた。オープニングパフォーマンスでは、アダムが“野獣”に、『スウィート17モンスター』が日本公開中のヘイリー・スタインフェルドが黄色のドレスに身を包んでベルに、レベルがキュートなポット夫人に扮して、ジョシュ・ギャッド、ヒュー・ジャックマン、DJナスティー、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のミリー・ボビー・ブラウン、「This Is Us」のクリッシー・メッツ、「ワーカホリックス」のブレイク・アンダーソンらと共に『美女と野獣』のパロディを演じ、爆笑を誘っていた。
映画部門、TV部門と様々な作品が顔を揃える中、最多受賞となったのは、日本でも大ヒット中の『美女と野獣』、Netflixオリジナルドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」、オスカーノミネート作『Hidden Figures』(原題)、全米大ヒットの衝撃ホラー『Get Out』(原題)の4作品。また、映画部門「最優秀俳優賞」(Best Actor in a Movie)に『美女と野獣』のエマが選ばれると、「ノミネートが性別で分かれていない歴史上初となるこのアワードは、私たちの経験をいかに理解するか、そして共感と想像力には限りはないことを示しています。この賞を受賞したことはとても意義深いわ」とスピーチした。
また、「TV部門作品賞」(Show of the Year)に輝いた「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のプレゼンターを、シーズン2の製作も決定した話題作にして問題作「13の理由」のキャストたちが務め、2作品のイマ旬若手キャストたちがステージに勢揃いすると会場もヒートアップ。“いま”を映し出すTVの祭典でもあることを、改めて示す形となった。
<受賞作品/受賞者> (※は原題) Movie of the Year/最優秀作品賞(映画部門):『美女と野獣』 Show of the Year/最優秀作品賞(TV部門):「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 Best Actor in a Movie/最優秀俳優賞(映画部門):エマ・ワトソン『美女と野獣』 Best Actor in a Show/最優秀俳優賞(TV部門):ミリー・ボビー・ブラウン「ストレンジャー・シングス 未知の世界」 GENERATION AWARD/ジェネレーション・アワード:『ワイルド・スピード』 Best Fight Against the System/最優秀チャレンジ賞:『Hidden Figures』 Tearjerker/涙腺刺激賞:「This Is Us」※ Next Generation/ネクスト・ジェネレーション賞:ダニエル・カルーヤ(『Get Out』※) Best Duo/最優秀デュオ賞:ヒュー・ジャックマン&ダフネ・キーン『LOGAN/ローガン』 Best Kiss/最優秀キスシーン賞:アシュトン・サンダース&ジャハール・ジェローム『ムーンライト』 Best Comedic Performance/最優秀コメディ演技賞:リル・レル・ハウリー『Get Out』※ Best Host/最優秀司会賞:トレバー・ノア「The Daily Show」※ Best Hero/最優秀ヒーロー賞:タラジ・P・ヘンソン 『Hidden Figures』 Best American Story/最優秀アメリカン・ストーリー賞:「Blackish」※ Best Villain/最優秀悪役賞:ジェフリー・ディーン・モーガン「ウォーキング・デッド」 Best Documentary/最優秀ドキュメンタリー賞:『13TH -憲法修正第13条-』 Best Reality Competition/最優秀リアリティ・バトル賞:「RuPaul’s Drag Race」※ Trending/トレンド賞:“Run The World(Girls)” チャニング・テイタム&ビヨンセ (「Lip Sync Battle」) Best Musical Moment/最優秀ミュージック・シーン賞:“You’re the One That I Want” 「グリース」