ベニチオ・デル・トロが『プレデター』のリブート版に出演しないことになったようだ。1987年のアーノルド・シュワルツェネッガー主演作『プレデター』を再映画化する新作『The Predator』(原題)において、ベニチオは主役に向けて出演交渉を行っていたが、20世紀フォックスと出演契約を結ぶには至らなかったと伝えられている。複数の関係者が、その原因はベニチオのスケジュール上の都合だったと「The Hollywood Reporter」に話している。長い間ベニチオ獲得のために動いていたフォックス社は、ベニチオのために撮影開始時期を2月にずらすなどして一旦は双方のスケジュールの問題を解決していたと見られていた。ベニチオの主演が叶わなくなったいま、フォックス社は『ローガン』出演のボイド・ホルブルックを主役候補に挙げているようだ。監督はオリジナル版『プレデター』でプレデターの最初の犠牲者となったリック・ホーキンス役として出演したシェーン・ブラックが務め、プロデュースはジョエル・シルバー、ジョン・デイヴィス、ローレンス・ゴードンが担当する。ジョン・マクティアナンがメガホンを取ったオリジナル版では、シュワルツェネッガーがジャングルの中で自身が率いる特殊部隊とともにプレデターたちに狙われてしまう主役のアラン・ダッチ・シェイファー少佐を演じていた。リブート版の主役の名はクイン・マッケンナになるとブラック監督が明かしている。(C) BANG Media International