そんなハプニングが起きたのは、ある夜、ミリー(トニ・コレット)とジェス(ドリュー・バリモア)がパーティーからの帰路で深夜タクシーに乗るシーン。そこで突然、ミリーが少女の頃から憧れていた「嵐が丘」の舞台である、ロンドンからはるばる400km先のヨークシャーの荒地へ向かうことを思いつく。「冒険しようよ!」というミリーに無謀と分かりつつ付き合うことに決める。R.E.Mの楽曲「Losing my Relion」に乗せて歌い笑い合うというシーンに差し込まれたiphoneのカットは、ロンドンの街のきらめきとふたりの親密さがより伝わってくる印象的なシーンへと仕上がっているようだ。