高校2年生の紺野真琴は、理科実験室に落ちていたクルミをうっかり割ってしまったことがきっかけとなり、時間を飛び越えて過去に戻る力「タイムリープ」を手に入れる。彼女はさっそく「タイムリープ」の力を試すべく、妹が食べてしまったプリンを食べにいく。自分が“飛べる”ことを確信した真琴は、男友達の間宮千昭や津田功介とカラオケでノドが枯れるまで歌ったり、3人で何度も野球をして好プレイを連発してみたり…。何気ない日常を思う存分満喫するのだった。何があっても大丈夫、また戻ればいい、何回でもリセットができる。そんな楽しい毎日が続くはずだった。千昭が真琴に「俺と付き合えば?」と告げるまでは。Time waits for no one.(時間は誰も待ってくれない)。「タイムリープ」を繰り返し、残り回数が底をついたとき、真琴は自分にとって1番大事なかけがえのない時間がそこにあったことに気づくのだった――。
本上映企画は、この夏、細田守監督最新作『バケモノの子』がテレビ初放送されるのを記念して行われる“スタジオ地図2016 in Summer”と連動した企画であり、ほかにも本作公開10年を祝した企画として、渋谷パルコにて「時をかける少女 カフェ」や、東京国立博物館にて「時をかける少女 野外シネマ&スペシャル・ギャラリー」が開催されることもすでに発表。今回のリバイバル上映決定で、本企画の盛り上がりはさらに増しそうだ。