そんな本作で広瀬さんが演じるのはエル役。あどけない15歳の少女時代から老婆姿まで、悲哀と波乱に満ちた女の人生を見事に演じきるという。兄が「Acid Black Cherry」の曲が好きで自身も聞いていたという広瀬さんは「アルバム『L-エル-』を聴いてみて、世の中にはたくさん良い音楽があるのだと感じました。そんな中、偶然にも映画のお話を頂き、一番喜んでくれたのも兄でした」とオファー時の感想を語った。また撮影については、「オールセットで360度グリーンバックの中で撮影をしたりしたので、完成を見ないと自分もどう出来上がるのか分からないのでいまから凄く楽しみです」と話し、「衣装やメイク、全てがいまの時代ではないのでとても独特な世界観になっていて、しっかりと“エル”という女の子の人生を一緒に歩めました」とコメントした。
また、「Acid Black Cherry」yasuは「難産だった『L-エル-』という作品がこんなふうに誰かの心に届き、新しいプロジェクトが動き出していくのを見ると、『L-エル-』もいつのまにか立派に巣立っていったんだな、と感じます。産みの親は確かに『Acid Black Cherry』ですが、僕、そしてABCスタッフの手元を離れて、東宝さんや監督の下山さん、主演の広瀬アリスさんの元で今度はどんなふうに育っていくのか、僕もいまから楽しみにしています」と楽曲について想いを語り、映画化に対する期待を寄せた。