カール・ラガーフェルドが中東への事業拡大を計画中だ。今回、ドバイを拠点として事業を展開するチャルハブ社と5年間の契約を結んだカールは、カール・ラガーフェルドのコンセプトストアを10店舗オープンし、2018年までにさらなる15店舗を展開する予定だ。チャルハブ・グループのパトリック・チャルハブCEOは「WWD」に「カール・ラガーフェルドの素晴らしい経営ビジョンと理念と我々のノウハウを合わせることにより、中東エリアでのブランド展開を確立、成功させ、顧客のニーズと期待に応えられると確信しています」とコメントしている。初店舗はサウジアラビアのジッダにあるスターズ・アベニュー・モール内に来月オープンを予定しており、ジュエリーや洋服などの全商品が取り扱われる予定だ。チャルハブ・グループはこれまでに「ラルフローレン(Ralph Lauren)」、「ランバン(LANVIN)」、「ラコステ(LACOSTE)」、「マークジェイコブス(Marc Jacobs)」など、高級ブランドの中東進出を手がけた実績がある。 カール・ラガーフェルドのピエール・パオロ・リーギCEOは、この中東進出が今後5年間に渡る世界での100店舗におよぶ新店舗展開計画を推進させるだけでなく、欧州での店舗拡大や中国市場進出計画に続く世界での事業拡大の新たなステップとして自然な流れだと考えを示している。さらに、その一環として同ブランド少数株主持分を保有しているPVHは、北米における「積極的な成長戦略」をスタートさせている。そんなカールは13日(現地時間)に「シャネル(CHANEL)」の新作クルーズコレクションのためにドバイを訪れる予定だ。(C) BANG Media International