自称・超売れっ子天才美人マジシャンの山田奈緒子と、騙されやすい天才物理学者の上田次郎が超常現象を暴く大人気シリーズの完結篇『トリック劇場版 ラストステージ』が1月11日(土)に公開初日を迎え、主演の仲間由紀恵、阿部寛、生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、水原希子、池田鉄洋、堤幸彦監督が舞台挨拶に登壇。映画のヒットを祈願して鏡開きを行い、“109(トリック)”個の餅を観客に振る舞った。2000年のシリーズ開始以来、これまでに連続ドラマ3作、スペシャルドラマ3作(3作目は12日・21時~放送)、映画3作、さらにはスピンオフドラマ2作が作られる大ヒットシリーズとなった「トリック」。劇場版4作目となる本作の公開をもって14年にわたる歴史が幕を閉じるとあって、会場には熱狂的な「トリック」ファンが集結した。涙を流す観客もいる中、盛大な歓声で迎えられた仲間さんは、涙こそこぼさなかったが終始瞳をうるませ、声を震わせながら「『トリック』は私が20歳の頃に初めて民放で主役をやらせていただいた作品。『本当にこんなギャグやるのかな?』『この看板、本当に置くのかな?』と初めは人並みに驚きを隠せなかった私もこの世界に馴染ませていただいて、自分のホームのような感覚があったので、終わってしまうと聞いたときはとても寂しいなと思いました」と、シリーズ完結への心境を吐露。阿部さんも、「14年というと長いようですが、この『トリック』に関してはあっという間。いろいろな作品をやりながら何年かに一度帰ってくる度に、自分は成長したのかということを常に問われるような日々でした」とふり返り、「最近、昔の『トリック』を一挙に再放送しているのを見て、自分の歴史のようなものを感じました」と、しみじみと語った。そして、「14年の間に言えなかったことを…」と司会者から促された仲間さんは、「阿部さん、私はどうでしたか?」とストレートに質問。それに対し、「これは最後に言おうと思っていたんだけど…」と照れながら語り出した阿部さんは、「最初にご一緒したときの由紀恵ちゃんはまだ20歳。右も左も分からないような元気のいいお譲さんだったのに、作品を重ねるごとに成長していって、気づけばすごく頼るようになっていました。15歳も年下だけど、こんなに頼れる主演女優さんはいないんじゃないかと思うぐらい、感謝の気持ちでいっぱいです」との思いを打ち明け、「最後に聞けて嬉しいです。素敵なお言葉、ありがとうございます!」と、仲間さんを感激させた。さらに、お返しとばかりに「僕はどうでしたか?」と阿部さんも尋ねると、仲間さんも「上田は正視できないような不思議なことをやる変わった役柄。撮影の合間もセリフの練習をして、遊んだり、ゆっくりしたりもせず、常に上田や作品のことを考え、本気でギャグをして上田という役を突き詰めていく阿部さんの姿を14年間、ずっと隣で見させていただいて、心の底からすごいなと思っています」と阿部さんへ尊敬の念を語り、強い信頼関係を感じさせていた。『トリック劇場版 ラストステージ』は全国東宝系にて公開中。
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