あっという間に梅雨が明け、7月に突入! 楽しいイベントがぎゅぎゅっと詰まった夏が本格化してきましたね。みなさん、ついにスタートした新ドラマのチェックはお済みですか? 4月クールの学園・刑事ドラマラッシュを過ぎ、次なる注目はシリーズものの復活です。中でも今日は、大注目間違いなし! 女たちの“強さ”がキラリと光るこの2つをピックアップしてみましたよ。■あの千夏が、今度は世代ギャップに挑む!? 「ショムニ 2013」待ってました! …としか、もはやコメントの仕様がありません(笑)。2003年元日放送のスペシャルドラマから早10年…もう10年も経ってしまったのかと焦る一方で、当時「ショムニ」の主人公・江角マキコさん演じる坪井千夏に元気をもらった若者たちが、今や立派な社会人になっていると思うと非常に感慨深いものです。私自身もその一人ですが、今回新生・庶務二課のメンバーとして登場しているみなさん(ベッキーさん、本田翼さん、安藤サクラさん、森カンナさん、堀内敬子さん)も、ちょうどそれくらいの世代だと、制作会見でおっしゃっていましたね。今回のドラマでは、過ぎ去った月日をそのまま反映し、「あの千夏がショムニに帰ってくる!」という、まるで子どもの頃お世話になった“近所の口うるさいお姉さん”に再会するような感覚でスタート。しかしながら、当時のように「女の価値は男の数。座席は男の数で決めるよ!」なんてことを現代の若者に言っても、鼻で笑われ、無視されてしまうのがオチなのでは…? と、ちょっぴり心配も過ぎました。まさにそれこそが今回の「ショムニ 2013」(フジテレビ)最大の見どころと言えるのではないでしょうか。携帯電話の存在さえ目新しかった1998年の第1シリーズから長い時を経て、進化し、便利になったいまの私たちの生活がある。その中で、昔と何も変わらない千夏の存在こそが光り、大切な何かを思い出させてくれることでしょう。満帆カンパニーというある一つの会社を舞台に、仕事・恋愛・友情…様々な角度から人間の生き方を面白おかしく教えてくれるココロの教科書「ショムニ」。前クールの「ラスト・シンデレラ」に登場するオヤジ女子よりもさらに男気あふれる“飲む・打つ・買う”の正真正銘のオヤジ女子・千夏の物怖じしない生き方を、ぜひ、それぞれの世代の観点から見つめてみてください。当時の放送を見ていた人は、初回に登場した懐かしの“あのメンバー”はもちろん、会社の各部署を比較しながら見るのもオススメです。■気になる旦那さんは姿を見せるのか…?「斉藤さん 2」同じく、前作「斉藤さん」の放送から気がつけば5年…「空気なんか読むな!」というズバ抜けた台詞で視聴者に渇を入れた、観月ありささん演じる、斉藤さんが土曜日にやってきました(日本テレビ)。こちらも「ショムニ 2013」同様、時間の流れをそのままに反映し、当時幼稚園だった息子が小学生に…今回はいったいどんな問題に切り込んでいくのか。息子役を前作と同じ子役が演じる点でも、注目を集めていますね。母親の目線で、物語の行方を見守る人も多いのかもしれません。さて、斉藤さんと言えば、どんなことにもとにかくストレート。常に正統な姿勢で物事に意見することは、みなさんもご存知でしょう。前作のパート1では、ミムラさん演じる真野若葉が、そんな彼女の影響を受けて少しずつ成長する姿が非常に印象的でしたが、今作では、桐谷美玲さん演じる山内摩耶がまさにそのポジション。周囲の目を気にして無理に明るく振る舞ったり、何かと肩に力が入り過ぎてしまっている摩耶が、斉藤さんと出会うことでどのように変化していくのか…しっかりと見届けてもらいたいと思います。バッサリと髪を切り、母親としての役作りに本気で挑む桐谷さんは必見ですよ!また、早くもSNSなどで大きな話題となっているのが、パート1のラストで明かされるかと思いきや…そのままずっと謎に包まれている「斉藤さんの夫って誰!?」問題(笑)。前作では、ニューヨークに単身赴任中という設定で、主に電話などの声のみの出演となり、一度だけクリスマスのシーンで帰国したものの、顔が逆光で見えない! ということで、様々な憶測が飛び交いました。強いハートで“悪”に立ち向かう斉藤さんを妻に選んだ男性ってどんな人?一体誰が演じているの?…と、募るハテナマークが今回いくつ解消されるのでしょうか。連続ドラマ26作連続で主演をつとめる観月さん演じる強い女・斉藤さんが時折見せる、“人間としての弱音”は見る者の胸を打ちまくります。その辺りもぜひ、ポイントにしてご覧くださいませ。どちらのドラマも、過去の放送では名言の嵐! 続く今回にも、歴史的な名言…視聴者の心にズバッと刺さって離さない台詞の登場に、期待したいと思います。