ダニエル・ラドクリフが9日(火)に行われたリチャード・グリフィスの葬儀に参列した。『ハリー・ポッター』シリーズで、ハリーが居候する家の主“バーノンおじさん”役を演じたリチャードと長年共演してきたダニエルは、イングランド中西部にあるウィリアム・シェイクスピアも埋葬されているホーリー・トリニティー教会で300人近い参列者と共に葬儀に列席し、棺に横たわった亡きリチャードの姿に涙を浮かべた。参列者のひとりは、ゴシップサイト「Mail Online」に「リチャードに出会った人はみんなそうですが、ダニエルもリチャードのことが大好きだったようで、教会で人目をはばからずに涙を流していました」、「とても美しくしめやかに執り行われた葬儀で、大勢の人たちが“さよなら”を言いにやってきたことを知って、天国のリチャードも感激したのではないでしょうか。リチャードは豪胆な性格でしたので、温かみと愛情にあふれた彼の人生を回想して、参列者はみんなそれぞれ涙と笑みを浮かべていましたね」とその際の様子を語っている。葬儀には、『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』でリチャードと共演したジュディ・デンチを始め、多くの映画やTV関係者が参列し花をたむけたようだ。『ウィズネイルと僕』('87)で共演したリチャード・E・グラントは、「(『ウィズネイルと僕』で亡きリチャードが演じた)愛するモンティー叔父さんへ。さよなら。心から愛を込めて。リチャード・E・グラント」とメッセージを残している。また、元『007』のボンドガールのカルメン・デュ・ソートイが聖書から「伝道の書」の聖句を読み上げ、TVスターのペネロペ・ウィルトンがリチャードが生前愛読していたエドワード・リアの詩「みみずくとねこのミミー」を朗読するなどそれぞれに別れを惜しむ場面も見られた。今年3月に心臓手術後の合併症が悪化し、この世を去ったとのことだ。心よりご冥福をお祈りいたします。