昨年インディー映画のタイムトラベル・コメディ『SafetyNotGuaranteed』(原題)でデビューし、サンダンス映画祭で注目を浴びたコリン・トレボロウ監督が、人気シリーズ最新作となる3D作品『Jurassic Park4』(原題)の監督に決定した。スティーヴン・スピルバーグが第1弾と第2弾を監督し、続いて第3弾をジョー・ジョンストン監督が引き継いだ同シリーズだが、第4弾となる今回の最新作では『スター・ウォーズ エピソードVII』の監督候補にも挙がっていた注目の新人監督・コリンが大抜擢された。また、製作を手がけるユニバーサル・ピクチャーズは、同最新作でもスピルバーグがプロデュースを担当すると改めて今回発表している。「Deadline.com」は、シリーズ前3作の大ファンだというコリンが、シリーズの作風を壊さないような作品にすると確約し、プロデューサーのフランク・マーシャルを含めた関係者たちを説得して今回、監督の座を射止めたと伝えている。1993年に第1作目『ジュラシック・パーク』が公開された当時は大ヒットを記録し、その後もアドベンチャー映画の定番として人気が定着しているが、12年前に公開された第3作目は3億6,800万ドル(約354億円)と前2作に比べると興行成績は振るわなかった。今回の最新作ではマーク・プロトセヴィッチが脚本の初稿を執筆し、その後『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』の脚本家コンビであるリック・ジャッファとアマンダ・シルヴァーが改稿を手がけている。プロデューサーのフランクは以前、第4作目の映像の特殊効果は観客がこれまでに観たどの作品をも上回るものになると語っており、「特殊効果こそスゴイものになるさ。このハイテクな時代、どんなスゴイことでも可能になったんだよ」。『Jurassic Park4』(原題)は、2014年6月13日(現地時間)の公開を目指している。