現在ハリウッドは賞レースまっただ中。だが、全米で猛威をふるうインフルエンザの影響で、各映画賞の授賞式に出席者の中には体調万全とはいかないスターたちも少なくない。今月27日(現地時間)に開催された映画俳優組合(SAG)賞授賞式では、ジェニファー・ローレンスとマリオン・コティヤールがレッド・カーペット上でのインタビューで体調不良を明かした。「私、歩く肺炎なの。うつるわよ」と言って芸能情報番組「E! Entertainment」のレポーターを驚かせたのは『世界でひとつのプレイブック』で主演女優賞を受賞したジェニファー。前日にロサンゼルスで行われたオーストラリア・アカデミー賞授賞式は欠席し、代わりに『世界でひとつのプレイブック』の共演者でオーストラリア出身のジャッキー・ウィーヴァーが賞を受け取った。マリオンも「E! Entertainment」のレポーターに「私に触らないで。すごく具合が悪いの」と話していた。CNNの報道によると、助演男優賞を受賞したトミー・リー・ジョーンズもインフルエンザのために授賞式は欠席。『レ・ミゼラブル』で幼少期のコゼットを演じたイザベル・アレンもレッド・カーペット上で体調を崩して授賞式出席を見合わせた。13日(現地時間)開催のゴールデン・グローブ賞授賞式では主演女優賞候補だったメリル・ストリープが、やはりインフルエンザのため欠席した。素敵なドレスで華やかに装いつつ、笑顔の下で必死に苦しさに耐えているスターは例年以上に多そうだ。(C) AP/AFLO