ディズニー/ピクサーの最新アニメーション『メリダとおそろしの森』のマーク・アンドリュース監督が来日し、6月13日(水)に東京乗馬倶楽部にて行われた会見にプロデューサーのキャサリン・サラフィアンと共に出席。日本語吹替え版で声優を務める「AKB48」の大島優子がポニーに乗って登場し、監督を歓迎した。映画はスコットランドを舞台にしたファンタジー・アドベンチャー。おてんばな王女・メリダが魔法で熊に変えられた母を救うべく奮闘する。メリダが馬を駆り、弓を射るのが得意な戦闘的な王女であることから、異例の乗馬クラブでの会見となった。アンドリュース監督とサラフィアンは「おはようございます!」と日本語で挨拶。監督は「ずっと日本の映画に親しんできた」と言うだけあって来日に興奮気味。好きな日本の作品を尋ねられると「『AKIRA』、『マクロス』、『ガッチャマン』、それに宮崎(駿)の全ての作品!」とまくし立てた。女性を主人公としていることに加え、おとぎ話である点などピクサーにとっては初めての試みが多く取り入れられているが、アンドリュース監督は「これまでディズニーでは多くのプリンセスストーリーが作られてきたけど、そのいずれとも違う物語にしたかったんだ。おとぎ話という点でもこれまでの作品とは全く違う作風を志したよ」とピクサーならではのオリジナリティを強調。サラフィアンは家族の絆を描いた物語であることに触れ、「ケンカをしつつもリアルな家族の絆、そして癒しの物語を描きたかったんです。同じ家族など存在しないし、完璧な家族もまた存在しないのです」と語った。そして、劇中のメリダと愛馬のアンガスさながら、ポニーにまたがって大島さんが登場。この日、大島さんの相棒に選ばれたのは16歳のオスのポニー“谷村さん”で、厩舎の中で最も劇中のアンガスに似た風貌を持っている馬だという。大島さんは「(谷村さんは)すごく優しい顔をしてます。お馬さんが大好きなので高まってます!」と満面の笑みを浮かべた。実は大島さんは、10代の頃に1週間ほどの合宿のような形で、厩舎で馬の世話をしながら乗馬を習った経験があるそう。全く臆することなく騎乗したまま谷村さんの首筋をなでたり、求めに応じて手を振るなど慣れた様子を見せた。報道陣からは、先日のAKB48の第4回総選挙でのセンター奪還にちなんで「馬の上のからの眺めと、総選挙のステージ上の眺めはどちらがいい?」という質問も飛んだが、「全然違うものですが、どちらもいいですよ」とニッコリ。さらに「メリダにはアンガスがいてうらやましいですが、私にもヒップというウサギの相棒がいます。メスだと思ってたら、最近オスだという事実が発覚しました(笑)」とかけがえのない“相棒”の存在を明かしていた。『メリダとおそろしの森』は7月21日(土)より全国にて公開。
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