ケヴィン・ベーコンと人気TVシリーズ「glee/グリー」のクリス・コルファーが、ロサンゼルスで1回限定公演の朗読劇でジョージ・クルーニーと共演することが決まった。ケヴィンたちが新しくキャストに加わった朗読劇「8」は、『ミルク』でアカデミー賞オリジナル脚本賞を受賞し、『J・エドガー』も手がけたダスティン・ランス・ブラックが手がけており、カリフォルニア州の同性婚を禁止する「提案8号(Proposition8)」を題材にしている。同州では2008年6月に同性婚が許可されたが、同年11月の住民投票により同性婚を禁じる州憲法改正が可決、同性婚支持者から違憲だと提訴された。サンフランシスコ連邦高裁は今月7日にカリフォルニア州の同性婚禁止は合衆国憲法に違反するとの判決を下している。物語は2010年6月の最終弁論を基にしていて、ジョージ・クルーニーとマーティン・シーンは原告側弁護士を演じ、ケヴィン・ベーコンは提案8号支持側の弁護士、クリス・コルファーは両親から矯正セラピーを強要された経験を証言する青年を演じる。また、「glee/グリー」のマシュー・モリソンとTVシリーズ「ホワイトカラー “知的”犯罪ファイル」のマシュー・ボマーは原告の同性カップルを演じ、判事役で『おとなのけんか』のジョン・C・ライリーの出演も決定。公演は3月3日(現地時間)にロサンゼルスのウィルシャー・エベル・シアターで行われる。『スタンド・バイ・ミー』のロブ・ライナー監督が演出を務め、その収益は全米国民に対する平等権を求める基金「American Foundation for Equal Rights」に寄付される。© Abaca USA/AFLO
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