東京に暮らすフリーライター。共同通信社、映画祭事務局、カフェグルーヴを経て独立。映画そのものはもちろん、スクリーン中のファッションや食、出演者、スタッフにまつわるエピソードを追いかけるのが好き。
1980年代に、世界情勢をある程度認識できる年齢になっていた多くの者にとって、HIVの問題はとてもショッキングでした。あの時代の不穏な空気を、私はいまでも覚えています。
誰かに「これ、好き!」と思わせるためには、技巧的に上手いか下手かではなく、そこに魂がこもっているか否かということのほうが大きいと思うのです。
自分の思いがなかなか正しく伝わらないというもどかしさ、誰にでも覚えがあるのではないでしょうか。『アバウト・レイ 16歳の決断』の主人公は、女の子としての自分の身体に違和感を覚える16歳のトランスジェンダーの男の子です。
ベートーヴェンの「第九」といえば、耳にしたことがない人などいないほどの名曲中の名曲。人類最高の創作物のひとつともされる芸術です。正式名は「交響曲第9番ニ短調作品125」。
何かのスタートが、いつも喜びと期待だけで満たされているとは限りません。何かから逃れてきた者にとっては、新しい人生の第一歩でありながらも…
家族の永遠性と、人生の輝きを謳ったフランス映画『エタニティ 永遠の花たちへ』のトラン・アン・ユン監督が来日。『青いパパイヤの香り』『シクロ』『ノルウェイの森』などで…
最近、和服を着る若者が増えているそうです。街でも、お祭りや花火大会のときに限らず、和装の男女を見かけるようになりました…
夏休みシーズンに入り、「日常から逃避したい」「ここではないどこかへ出かけたい」と考えている方も多いのではないでしょうか…
絶望の淵にあるときでも、人はなんとかして立ち直るすべを見つけ、また人生を歩く第一歩を踏み出します。そのとき、手を差し伸べてくれる人がいるなら…
世界30か国、60都市以上で500万人以上を魅了している、アルゼンチン生まれのシアター・エンターテインメント「フエルサ ブルータ」…
花の都、恋の街、モードの発信地でもあるパリ。あなたが、もしそんなイメージを持っているなら、それを印象づけたのはいったい何だったのでしょう…
先のアメリカ大統領選で、ドナルド・トランプとヒラリー・クリントンの戦いが、色濃く刻んでしまった米社会の“分断”…
親しい誰かが亡くなったとき、泣くのは当たり前。涙が出ないから冷たい人。たぶん多くの人にとって、それが普通の考えでしょう…