森田芳光監督の訃報に、松山ケンイチ「やっぱり寂しいです」
『家族ゲーム』や『失楽園』、『阿修羅のごとく』などシリアスドラマからヒューマンコメディまで、数多くの名作を世に送り出した名匠、森田芳光監督。昨日、12月20日(火)に急性肝不全のため急逝された森田監督の訃報を受け、『失楽園』で主演を務めた役所広司、そして森田監督の遺作となった来年公開の『僕達急行 A列車で行こう』でW主演を務める松山ケンイチ、瑛太の両名よりお悔やみのコメントが届いた。
最新ニュース
スクープ
-
俳優パク・ソジュン、完璧なフィジカルで魅せたジェンダーレスルック「まるで王子様」【PHOTO】
-
佐々木蔵之介&塚地武雅が森田監督にパジャマで感謝!「僕は監督の秘蔵っ子(笑)」
-
「短くて面白い」が選ばれる新時代――新たな配信サービスの挑戦
渡辺淳一原作の男女の不倫ドラマを映画化し、社会現象となるヒットを記録した『失楽園』('97)。本作で森田監督と共演した役所さんは、このたびの訃報を故・市川森一の告別式のときに知ったといい、「ショックです。自分にとって大切な監督でした。また、森田監督作品に参加するのを楽しみにしていたのに、残念でたまりません」と悲痛な胸の内を打ち明けた。
また、公開を待たずして遺作となってしまった『僕達急行 A列車で行こう』。本作は幼い頃から好きだった鉄道を題材に、森田監督がオリジナル脚本で挑んだ渾身の一作である。主演の松山さんは、「いままで毎年のようにオリジナル作品を精力的に作られてきた偉大な監督。そのどれもが監督独特の台詞回しや笑い、思わずニヤリとしてしまうキャラクターに、いつも暖かい気持ちと前向きな気持ちをいただいていました。もう森田監督の新作を観ることができないこと、森田監督と一緒に仕事ができなくなること、もう世の中を独特な視線から見て話している森田監督の言葉が聞けなくなること、そんなことが頭いっぱいに広がってきて、悲しくなります」とあふれる気持ちを吐露。さらに、本作の撮影当時をふり返り「森田監督は、趣味を持たない人間の怖さという話をしていました。趣味を持つことで繋がりができ、つながることで様々な障害やジャンルを越え助け合うことができると解釈しました。その繋がりというものがいま、僕の人生のテーマでもあるし、僕が演じるキャラクターに込めたい想いでもあります。森田監督から沢山のモノをいただきました。これからも森田作品からたくさんのモノをいただくと思います。でも、やっぱり寂しいです。心から監督のご冥福をお祈り申し上げます」とコメントを寄せた。
瑛太さんは、「突然の知らせにびっくりしています。『僕達急行 A列車で行こう』の公開時には松山くんを交えていろいろとお話をしたいと思っていました。初めてお会いしたときから、映画を愛し、人間を楽しむという森田監督独自の世界観に心を強く揺さぶられていました。監督の作品に携われたことを自分の胸に深く刻んで、これからも俳優として歩んでいきます。心よりご冥福をお祈り致します」と故人を偲んだ。
映画『僕達急行 A列車で行こう』は2012年3月24日(土)より全国にて公開予定。
ご冥福をお祈りいたします。
関連記事
-
佐々木蔵之介&塚地武雅が森田監督にパジャマで感謝!「僕は監督の秘蔵っ子(笑)」
-
森田芳光の名作で芸能界デビューしていたエド・はるみ 女優志望だった30年前を回想
-
松山ケンイチ「正直やられた」 アドリブ連発の貫地谷しほりに“完敗宣言”
-
森田芳光監督×松山ケンイチの“相思相愛” ごく普通の日常にある“笑い”とは——
- 松ケン&瑛太がキュートなイラストに!『僕達急行』映画史上初の試みの前売り鑑賞券
- 松ケン&瑛太も大喜び “僕達急行ラッピング電車”が京急線で運行中!
- 松ケン&瑛太が再共演の誓い 森田監督の遺作『僕達急行』が発進
- 岩井俊二×北川悦吏子によるラブストーリーも 東映、多彩なラインナップを発表
- 北川景子、恩師・森田芳光との別れに号泣 織田裕二らも参列
- 松山ケンイチ、大河ドラマ「平清盛」放送目前で気合を注入!
- 松山ケンイチ、中井貴一演じる父親が理想の父親像?
- 松山ケンイチが船上で加藤浩次と死闘! 「平清盛」呉ロケを公開
- 深田恭子、平清盛の妻に抜擢! 大河ドラマ「平清盛」女性キャストついにお披露目
- 逆境に強そうな俳優ランキング1位は水嶋ヒロ! 結婚、独立…逆風でのパワーに共感
- 松山ケンイチ主演『うさぎドロップ』主題歌にPUFFY 業界初、アニメ版も同楽曲使用
- グランプリ女性の強心臓ぶりに森田芳光監督「怖い」 シネマプロットコンペ授賞式
- 森三中・黒沢と“夫婦”役の松山ケンイチ 小雪との結婚の質問には…
- 松山ケンイチ&瑛太が初共演コメディで“鉄ちゃん”コンビ結成! 「運命的な感じ」