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次はミュージカル? 浅野忠信が『インビジブル・ウェーブ』について語る

浅野忠信にとって、『地球で最後のふたり』に続く、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督とのタッグとなった『インビジブル・ウェーブ』。本作で罪悪感を抱えながら、自ら死に向かっていく男・キョウジを演じた浅野さんに話を聞いた。

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浅野忠信 photo:Yoshio Kumagai
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  • 浅野忠信 photo:Yoshio Kumagai
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浅野忠信にとって、『地球で最後のふたり』に続く、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督とのタッグとなった『インビジブル・ウェーブ』。本作で罪悪感を抱えながら、自ら死に向かっていく男・キョウジを演じた浅野さんに話を聞いた。

先日のインタビューで、ペンエーグ監督は「浅野さんは俳優としても素晴らしいけど、友人関係もできているので信頼もしている」と言っていた。
「タイでの撮影の時、オフの時間に一人で寂しくなったりするんですけど、監督があちこち連れ回してくれたりしたんです。良きお兄さん的な存在なんですよね。変にお兄さんぶるわけではなくて、何かどこかで頼りになる人なんです。日本人の僕にも何かしらの役割をくれるし、一緒にいて本当に楽しい。それが撮影現場でも生かされていて、みんなが言っていることや、やっていることをどこか客観的に見ていて、それを吸収した上で毒づくというか(笑)。その辺がやっぱり面白い人だと思いますね」。浅野さんも同様にペンエーグ監督に大きな信頼を寄せている。

キョウジは殺人を犯し、香港から脱出しプーケットで身を隠すことになる。その旅路において、ほんの少しだが、安らぎを与えてくれる女性・ノイに出会う。そのノイを演じたのは『オールド・ボーイ』『トンマッコルへようこそ』など、今の韓国映画界を代表する女優、カン・ヘジョン。
「女優さんって、監督によって変わることがあるんですよね。ひょっとしたら、タイで撮影するということに、もっと時間をかけられたら良かったかもしれないな、というのが正直な気持ちです。女優の仕事って、かなりしんどいと思うんですよね。撮影中にいきなり私生活をさらさなきゃならないじゃないですか? 男にとってはそれほどキツイことではないんですが、女性にとってはかなり厳しい作業だと思うんですよ。それを短時間で出すとしたら、よっぽど監督が内面に突っ込んで、時間をかけるしかないなと。女優さんにはやっぱりキレイであってほしいし、映画の中で観たことのないその人の良さを見たいと思うから、こんなふうに考えちゃいます。とはいえ、この映画では充分、彼女の新しい側面を見ることができましたよ」。

ペンエーグ監督は、いずれ「浅野さんとミュージカルがやりたい」と言っていたそうだ。
「えぇ、言ってましたね(笑)。でもああいう監督ですから、その面白さがなんとなく見えてきたりしますね。もし見えなくても監督を信頼しているので、ぜひやってみたいです。他の人だったら断っちゃうかもしれないですけど(笑)」。

ちなみに今回の撮影を担当したクリストファー・ドイルもまた、浅野さんと長年交流がある映画人だ。そのクリストファーも、いずれ浅野さんの監督作に出演したいと言っている。
「クリスは出るかどうか分かりませんよ(笑)。それよりも何か教えて欲しいな、と思っちゃいますよね。カメラのことでも、例えばこういうことに対してどう思うのか、どんなふうに撮るべきなのか、という意見が欲しいです。もし監督をするのなら、何てことのない普通の生活の話を映画にしたいですね」。

ペンエーグ監督との再タッグ(ミュージカル!)と浅野さん自身の監督作、いずれが先になるかは分からないが、どちらも楽しみだ。

《photo:Yoshio Kumagai》

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