阪神淡路大震災の一か月後に長田で生まれた在日韓国人三世の金子灯。家族は震災後、長田を離れて仮設住宅に移り、その後復興住宅で暮らす。震災で家も仕事も失い、家族の生活は荒廃。幼い頃から家族との確執を抱え、家を飛び出すことばかり考えてきた灯。なぜこの家族に生まれてきたのか。家族と私、国籍と私――双極性障がいを発症し、回復を目指していく中で希望を探し続ける日々。時を経て障害との付き合い方がわかってきた灯は、新しい職場で長田区にある丸五市場の再開発計画と関わることに。
安達もじり
富田望生主演映画『港に灯がともる』の主な出演者が決定し、3月21日(木)に神戸でクランクインすることが決定した。
朝ドラ「ブギウギ」で小夜役を演じている富田望生が映画初主演、「カムカムエヴリバディ」の安達もじりが監督を務める神戸を舞台にした『港に灯がともる』の製作が決定。阪神淡路大震災から30年の節目となる、2025年1月の公開を目指す。