ある朝、パスカル少年(パスカル・ラモリス)は、一個の赤い風船が街灯に引っ掛かっているのを見つける。街灯によじ登って風船を手にすると、どうやら意志のあるその風船は、手を離しても、パスカルの行く先々についてきた。ある日、パスカルと風船の仲の良さを妬んだいたずらっ子たちが、風船を自分たちのものにしようと追いかけて来るのだが…。1956年度のカンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞し世界的大ヒットを記録した、アルベール・ラモリス不朽の名作。デジタルリマスターによって鮮やかに甦り、日本公開時は同監督の『白い馬』を同時上映。
アルベール・ラモリス