1939年9月、ドイツ軍とソ連軍に侵攻されたポーランド。1万5千人のポーランド人将校が忽然と行方不明になった。そして1943年春、カティンで数千人の遺体が発見され、「カティンの森」事件が明らかとなる――。それから半世紀もの間、ポーランドで語ることを厳しく禁じられていたこの事件の真実を、ソ連の捕虜となったポーランド将校たちの姿と、彼らの帰還を待つ家族たちの姿を通して描く。第80回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。
アンジェイ・ワイダ