数多くのヒット映像作品を生み出している韓国のウェブ漫画（ウェブトゥーン）を原作にした、新たな必見作が登場する。ディズニープラス「スター」にて8月9日（水）より配信されるオリジナル韓国ドラマ「ムービング」（全20話／初回7話まで一挙配信、8話以降は毎週水曜2話ずつ配信、最終週は3話配信）は、飛行や怪力、治癒などのスーパーパワー（特殊能力）を持ちながらも、それをひた隠しながら現在を生きる子どもたちと、過去に秘密を抱えて生きてきた親たちが時代や世代を超えて危機に立ち向かうサスペンス・アクション。「キングダム2」監督と豪華キャストが贈る、この夏の韓ドラ超大作だ。
日本でも話題を呼んだ「わかっていても」のイ・ジョンハや、『ビューティー・インサイド』のハン・ヒョジュ、待望のドラマ復帰作となるチョ・インソン、「還魂2」で脚光を浴びたコ・ユンジョン、『エクストリーム・ジョブ』のリュ・スンリョンなど、人気ドラマで存在感を発揮してきた若手と実力派を交えた超豪華俳優陣が結集、能力者たちによる超人的なアクションと毎日をひたむきに生きる人間たちのドラマを絶妙に行き来する。
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その能力は遺伝する…親子2世代の愛と絆がカギに!?
本作は、ウェブ漫画「Moving-ムービング-」の原作者Kang Fullが自ら脚本を執筆し、「キングダム」シーズン2のパク・インジェ監督らが実写ドラマ化。製作は、「太陽の末裔 Love Under The Sun」からディズニープラス オリジナル韓国ドラマ「キミと僕の警察学校」まで世界的ヒット作を生み出しているSTUDIO&NEWで、最近では遺伝子操作により誕生した“信念”の異なる特殊能力者たちが交戦する映画『THE WITCH／魔女 －増殖－』も手がけている。
今回の「ムービング」に登場するのは、特殊能力者でありながらもその能力を示すことはなく、むしろ窮屈に生きることを余儀なくされている親子たちだ。親たちは90年代に特殊能力者を集めた部隊に属し極秘任務を遂行していたが、解散後も人知れず悪を成敗してきた…というわけではないらしい。
彼らの子ども世代のひとり、文字通り感情の“浮き沈み”によって“飛行能力”が発揮される高校3年生のキム・ボンソクは毎日、母の言いつけに従って両足におもりをくくりつけ、おもり入りのリュックを背負い、決して“浮かない”ように極力何もせず、目立たぬように学校生活を送っている。通学路のバスの運転手にも挨拶を欠かさない、ヒーローバトルとはまるで無縁の朴訥とした少年だ。かつて空飛ぶヒーローに憧れたことはあったものの、「自身の力を見せつけるだけならヒーローとは違う」と母に諭されて以来、必死に能力を隠してきた。父の記憶は、ほぼない。
そんなボンソクが出会ったのが、高3の夏という中途半端な時期に転校してきたチャン・ヒス。担任から体育学部を進められるほどの運動神経と一本筋の通った正義感。そして幼い頃、母と自動車事故に遭ったが無傷で生き残った、“治癒能力”の持ち主でもある。
お互いの“秘密”を知った2人は友達になるが、その様子を学級委員長のイ・ガンフンが注意深く見つめる。実は彼も能力者で、とてつもない怪力を秘めている。奇しくも同じチョンウォン高校に集まった能力者の子どもたちだが、次第にその平凡な学校生活は変わり始めていく。
時を同じくして、フランクと名乗る殺戮者が現れ、特殊能力者が次々と殺される連続殺人が起こっていた。いずれも、ひっそりと街の片隅で暮らしていた者ばかり。なぜ、彼らが狙われるのか。その脅威は、次第にボンソクやヒスにも近づいてくる。
本シリーズでは、ボンソクのキャラクターに象徴されるどこかのんびりとした、けれども切実な高校生活から、特殊能力者同士のシリアスで迫力あるバトルのシーンが交互に描かれていく。しかも、突如現れたフランクと大人能力者たちの戦いは、路地裏の古本屋や雑居ビルの中のヘアサロンといった日常の空間で、ハリウッド映画さながらのスーパーパワーバトルが繰り広げられるのだ。
そのギャップ、アンバランスさにまず引き込まれ、財力や権力とは無縁の庶民としての生きづらさや、それぞれ過保護気味に子どもを心配する親心、さらに特殊能力者としての“歴史”がじっくり時間をとって描かれていく。時代を超えて、平凡を超えて、やがてボンソクやヒスたち子世代も覚醒することになるのか、期待が膨らむところだ。
韓国を代表する超豪華俳優が超人的バトルを繰り広げる
ディズニープラスのオリジナル韓国ドラマといえば、韓国映画界を代表する名優チェ・ミンシクが「カジノ」で26年ぶりにドラマ出演したことが記憶に新しいが、本作には韓国映画界はもちろん、ヒットドラマのライジングスターから名バイプレイヤーまで錚々たる俳優たちが出演している。
飛行能力の持ち主キム・ボンソクには、「わかっていても」でハン・ソヒ演じる主人公に急接近した癒やし系後輩役で注目を集めたイ・ジョンハ。原作のボンソクに近づくべく、30kg体重を増量させて挑んでいる。
その母親で、超人的な五感を持つイ・ミヒョン役は「トンイ」や『ビューティー・インサイド』で知られ、『ボーン』シリーズを基にした海外ドラマ「トレッドストーン」や日本映画『太陽は動かない』にも出演したハン・ヒョジュ。とんかつ店を切り盛りしながら高3の息子を育てる、元エリート工作員の母親役が新鮮に映る。
ボンソクの父親で、同じ飛行能力を持つ国家安全企画部のブラック要員（工作員）キム・ドゥシク役は、「大丈夫、愛だ」や『モガディシュ 脱出までの14日間』、バラエティ「見習い社長の営業日誌」でも人気のチョ・インソン。
また、転校生チャン・ヒスを「還魂」シーズン2で輝きを見せたコ・ユンジョンが好演。その父親で、苦痛を感じながらも驚異的な治癒能力と怪力を持つジュウォン役をリュ・スンリョン。『エクストリーム・ジョブ』と同様、フライドチキン店を経営し、笑いを誘う。
学級委員長のイ・ガンフン役は「絶対彼氏。」や「医師ヨハン」、さらに「重版出版！」のリメイク「今日のウェブトゥーン」で注目を集め続けるキム・ドフン。その父親には「応答せよ1994」「D.P.－脱走兵追跡官－」などの名バイプレイヤーキム・ソンギュン。
さらに、「見習い社長の営業日誌」のチョ・インソンの相棒であり、『神と共に 第一章：罪と罰』「ブレインズ ～頭脳共助～」のチャ・テヒョンも登場。
そして、『ベルリンファイル』『生き残るための3つの取引』など、一度観たら忘れられない衝撃をスクリーンで放ってきたリュ・スンボムが、特殊能力者たちを襲うミステリアスなフランク役として暴れる。
ほかにも、「影美女」「未成年裁判」など同世代を代表する演技力の持ち主シム・ダルギ、「賢い医師生活」のクァク・ソニョン、「地獄が呼んでいる」のキム・シンロク、韓国版『スマホを落としただけなのに』のキム・ヒウォン、ベテラン俳優のムン・ソングンら、まるで韓国エンタメのパワーを示すかのような俳優たちが勢ぞろい。
これだけの顔ぶれが1本のドラマシリーズに集結するだけでも大事件といえるだろう。
「ムービング」は8月9日（水）よりディズニープラス「スター」にて7話まで一挙配信、以降、毎週水曜2話ずつ、最終週は3話配信（全20話）。
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「ムービング」
1990 年代、韓国の国家安全企画部は、特殊能力者たちによるブラック・オプスチームを設立した。極秘任務の遂行を命じられたこのエリート部隊のメンバーは、特殊能力を使って国を守り、不可能なことも可能にする日々を過ごしていた。しかしある日突然、部隊は姿を消し、 国中に散り散りになった。
数十年後、歩くよりも先に宙に浮くことができた少年キム・ボンソクと、再生能力により自動車事故で無傷で生き残った少女チャン・ヒスは同じ学校に通うことになる。互いに自らの秘密を打ち明け、世の中には自分たちのような人間がいることを知り、すぐに親しくなる。そんな彼らの日常をよそに、フランクという謎の配達員がソウル市内で能力者たちを殺害し始める。子供たちが能力者と暴 かれる前に、フランクを止めることはできるのだろうか。
監督：パク・インジェ、パク・ユンソ
脚本：Kang Full
出演: リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン、イ・ジョンハ、コ・ユンジョン、キム・ドフン
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