いよいよ日本代表メンバーも決定し、日本時間11月21日からと開催が迫った「FIFA ワールドカップ カタール 2022」。そこで気分を盛り上げるべく、感動のチームプレイや、挫折と成長を描き(少々ピリ辛のユーモアも)、胸が熱くなり笑顔になれるサッカードラマやドキュメンタリー、映画をピックアップ!
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」アメフトコーチがプレミアリーグに!?
アメフトのアマチュアコーチがひょんなことから、イングランドのプロリーグ<プレミアリーグ>のリッチモンドの監督に就任!? 選手や熱烈ファンが反発する中、テッドは通じないアメリカンジョークを連発し、どこまでも前向きでマイペース。
ピッチの上よりも裏側の物語が重要で、サッカーではなく「フットボール」、サッカーシューズではなく「ブーツ」と呼ぶなど、英米のカルチャーギャップもコミカルに取り入れたスポーツ・コメディの傑作。
主人公テッド・ラッソを演じるジェイソン・サダイキス自ら手掛けたドラマシリーズは、本年度エミー賞で20部門にノミネート、コメディ・シリーズ部門作品賞、監督賞、主演男優賞、助演男優賞と主要賞を獲得した。
「テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく」シーズン1・2はAppleTV+にて配信中。
「ベッカムと弱小キッズチーム」スターが自身の原点へ
プレミアリーグが生んだスターにして元イングランド代表、『ベッカムに恋して』(2002)でも憧れの存在となったデヴィッド・ベッカムが、自身の原点であるロンドン東部で、少年時代に実際にプレーしていたエコー・プレミア・リーグに所属する「ウェストワード・ボーイズ」の指導にあたるドキュメンタリーシリーズ。
シーズンを通じて1勝もしておらず、リーグ最下位で降格の危機に直面する弱小サッカーチームのため奔走するベッカム。練習方法や技術だけではなく、自身のかつての姿とも重なる子どもたちの相談に答えながら共に学び、協力し、人間力を育むことや、チームワーク、コミュニティの大切さなどを伝えていく。
「ベッカムと弱小キッズチーム」は11月9日(水)よりディズニープラスにて独占配信。
映画『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』こんなサッカーも楽しい!
『ウォレスとグルミット』『ひつじのショーン』などでお馴染み、アカデミー賞常連のイギリスのアードマン・アニメーションズ制作によるストップモーション・アニメ。石器時代から青銅器時代に移り変わるころ、少年ダグとその仲間たちは暴君ヌース卿に奪われた大切な故郷を取り返すため、まさかのサッカーで戦いに挑む。アメイジングなゴールシーンは必見!
主人公ダグをエディ・レッドメイン、ヌース卿をトム・ヒドルストン、サッカー好きな少女グーナをメイジー・ウィリアムズ、部族の長老ボブナーをティモシー・スポールなど、英国のオールスターキャストがボイスキャストを担当、日本語吹替版も梶裕貴、大塚芳忠、沢城みゆきら豪華声優陣が揃った。
『アーリーマン ~ダグと仲間のキックオフ!~』はAmazon Prime Videoなどにてレンタル配信中。
映画『クイーンズ・オブ・フィールド』女性たちがサッカーで立ち上がる
フランス北部のサッカーが盛んな町クルリエール、90年の歴史を持つ「SPAC」はチーム存続の危機の中で乱闘騒ぎを起こしてしまい、選手全員が出場停止に。このままでは町にも大打撃となってしまう。その窮地を救うべく立ち上がったのが、選手の妻たちや女子高校生、シングルマザー、女性警官たち。
ボールを追いながら輝く女性たちの一方、「家事や育児は1人ではできない」とか言い出す留守番夫たちをはじめ、女性蔑視を軽やかなユーモアであぶり出す。女子サッカーのフランス代表選手も出演しており、サッカーシーンは臨場感たっぷり。
『クイーンズ・オブ・フィールド』はAmazon Prime Videoにて配信中。
映画『コッホ先生と僕らの革命』青春サッカー映画の金字塔
「FIFA ワールドカップ」4度の優勝を誇るサッカー強豪国であり、今回、日本代表の1次リーグ最初の対戦相手となるドイツ。本作は、第一次大戦前、ドイツに初めてサッカーを紹介した実在の人物である英語教師コンラート・コッホと生徒たちとの交流を描く。コッホ先生を演じるのは、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」や『イングロリアス・バスターズ』のダニエル・ブリュール。
反英感情が強く、規律厳しい名門校の親たちからも反発を受ける中、フェアプレイの精神やチームプレイの大切さなども教えるコッホ先生。ピッチの上でたった1つのボールを追うことは、あらゆる分断を超えていく。
『コッホ先生と僕らの革命』はAmazon Prime Video、U-NEXTにて配信中。
なお、「FIFA ワールドカップ カタール 2022」の全64試合はABEMAにて無料生中継が決定している。
ABEMAにて無料生中継!