現在活動休止中のセレーナ・ゴメスが20日(現地時間)、アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)に出席、お気に入り女性アーティスト賞(ポップ/ロック)を受賞し、涙ながらにスピーチした。セレーナは8月に自己免疫疾患の全身性エリテマトーデスに伴う不安症、パニック発作、うつ治療に専念するために、ワールド・ツアーを日程途中でキャンセルし、活動休止を宣言していた。以後、SNSの更新もしていなかったセレーナは、トロフィーを受け取るためにステージに上がると、まず「みなさん、どうもありがとう」と感謝を述べて、こう続けた。「2014年、このステージで実は初めて、私はあなたたちに対して百パーセント正直になりました。私が好むか好まざるかは別にして、ほとんどの人たちが私の人生について知っています。私はストップしなければなりませんでした。私は全てを手にしていたけれど、内側は壊れきっていたんです。でも、みんなをがっかりさせないために頑張りすぎて、自分自身をがっかりさせてしまったんです」。「インスタグラムであなたたちの体なんて見たくない、私はここにあるものが見たいんです」と自分の胸を叩いて語ったセレーナは、「私に言えるのは、愛する人々と自分が大好きなものをシェアする機会があることに、心から感謝しているということ。ファンの方々にも感謝したいです。だって、あなたたちはすごく一途でいてくれる。私がそれに見合うことをしたのかわからないのに」と改めて感謝の言葉を語り、最後に「もしあなたが壊れているなら、壊れたままでいなくていいんです。あなたが私を尊重しようとしまいと、これだけは知っておいてほしい。私は他者について気にかける人間なんです。本当にありがとう。これはあなた方のための章です」と涙ながらに結んだ。場内は大きな拍手に包まれ、中継映像にはセレーナのスピーチに涙するレディー・ガガの姿が映し出された。ガガはインスタグラムに、「今夜最大のロックスター(もちろん、スティングとグリーンデイは別)と会えたわ。最大の賞…世界とシェアする大きなハートを得た女の子よ」とコメントを添えて、バックステージでセレーナと抱き合う画像をアップした。